始まり。
初めて鉄で作った物。
こんなの。
ベースギターね。
1991年製、、、、、なんだかんだと13年も前、、、年もとるはずだよ。
夏休みにアトリエに遊びに来て、みようみまねで一ヶ月くらいはかかった。
溶接とバーナーとハンマーだけで。
デカイ機械なんて、怖くて触れなかった。
そもそも、アトリエでは邪魔者扱いされていた頃なので、夜中にひっそりやっていたし、誰もなんも教えてくんなかったし。
雪の中、「お前の入る場所はねぇ!」とか言われて、ざんざん降る雪のなかで作業させられた事もある。
思い出したらむらむらと腹が立ってきた、、あの野郎、、、、
昔から、なんか動かないと気がすまない人間なので、当然、音は鳴る。
ベースギターだもん。
ちなみに自分は楽器はさっぱり弾けない。
すげー音痴だし、ついでに極度の方向音痴でもある。
なぜにギターじゃなくてベース?と、当時もよく聞かれたんだけど、柄が長くてかっちょいいから、って感じだった気がする。
当然、チューニングとかもさっぱり分からないので当時の彼女のお父さんにやってもらった(笑)
出来ない事を人に頼むと仲良くなれる、割と世渡り上手だったかも。
おきまりの重量10キロ。
肩がこりますな。
当時は世の中も景気が良かったので、公募展がゴロゴロしていた。
ちょうど、バイト探しているときにFROM-Aなる雑誌を見ていたら、FROM-A-THE-ARTというコンペを見つけたので、作ったからには!と、早速応募。
なにげに佳作かなんかとって、賞金5万。
バイトよりもちょろいなと恐ろしい事を考えていた。
知らないのは怖い。
ここでいい気になって、今に至る。
なんか、分岐点の少ない人生だな、、
思い出した、、
授賞式でもらった賞金の封筒には現金じゃなくて目録?みたいな感じで、振込み金額が書いてあった。
これが5万ぴったしじゃなくって、少し多め。
やりぃ!と思ったら、源泉徴収分だった。(源泉分を引いて5万ぴったしになる)
大人の社会の仕組みに触れた一瞬、そして確定申告なんて知らなかった俺。
源泉分返せよ。
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