ドイツ話。
まいど。
いかんいかん。
完全に書くってのが生活サイクルから抜けちまった。
ブログを書かないとつい最近なにやったとか、完全に記憶から抜けるようで、、
ここのところの月日の流れ方の速さは尋常じゃない。
自分の日記代わりにも、やっぱり書いておくってのは必要だなぁ、、と。
書き癖つけよっと。
とはいえ。
PCの前に座っているか、アトリエでごそごそやってるか、はたまた中目黒に潜伏か。
たまにトイレに籠もってPSP。
ずっとこんな感じなので、書く程面白い事がないのも事実。
なので、ずいぶんまえに短期間、ドイツはベルリンに居たときの話。
サイトの方でもチラリとは書いてあるんだけど、一年間ベルリンで遊んでた。
その当時、それなりの仕事がひと段落して少しお金が溜まっていたのと、腰痛が酷くなってきて休もうかと。
どーせ休む気でも仕事が入ればやっちゃうし、腰の悪化は目に見えている。
それならいっそ外国行ってみっかと。
それが表向きの理由。
裏の理由は、当時の彼女がドイツに留学するってんで、家賃半額か~楽しそうだな~とそんな感じ。
一年日本で休むよりも、ベルリンの方が食費も家賃もビールも安いとそんな魂胆もあり。
まぁ、仕事にちょっと飽きていたので腰の静養含めて色々リセットしようと。
結果的には、一年後の帰国時に彼女とも別れた。
なんかの取材かなんかの時にこんな話をしてたら、
「リセットしすぎじゃないですかぁ?」と言われた。
思い出したらなんだかムカついてきた。
そんで、ベルリンに行くっつっても、ドイツ語なんて全くできないわけで。
ついでに英語も全然だめで。
しょうがないから行くと決めてから、渋谷のドイツ語学校に週五日三ヶ月通ってみた。
大学とか行ってないから当時29の自分にしてみりゃ、10年ぶりくらいの授業。
なんだか先生外人だし。
ABCの歌とか歌うの。
30代目前で。
そんなこんなでベルリン入りして、今度は現地のドイツ語学校に行くわけだ。
ほとんどなんも喋れないのに。
8人くらいのクラスで、なんかほっかむり被ったイスラムっぽい娘やら、メキシコやらイタリア、アメリカ、フランス、ウクライナにロシア。
みた事ねぇヤツラがいっぱい居たので、生粋の島国出身としては正直ビビりはいった。
唯一、アジアからは韓国人が居たのでほっとしつつ、そんな感じ。
そんで、授業が終わると、イスラム絡みはこなかったけど、皆で飲みに行ったりするわけだ。
言葉もつうじねぇのに。
飲んでる時、たまたまプリンスの曲がかかってて、アメリカ人を中心にこの話になった。
”俺はプリンスの曲ではピーチが好きだ”
ただ、それだけが言いたかったんだけど、ピーチのドイツ語なんて当時知らなかったし、今でも知らない。
まぁ、相手はアメリカ人でピーチで通じるだろ、と思ってみても、発音悪くて通じない。
んでだ。
ほらほら、果物でピンクでさぁ。
おしりに似てるやつあるじゃん。
韓国人はこれで分かった。
でもなんだろ、桃がおしりに似てるってのはアジアの発想らしく、西の連中は”ハァ?”とか言ってんの。
結局、日韓連合で説明して、
アメリカ人曰く、「ああ、ピッチの事か」
ははぁ、ピーチじゃなくてピッチなのか、、、
それよりも、桃がおしりに似ているというのがアジアだけの発想ってのに感心。
外国で生活するのは面白いな、、と感じた時だった。
そしたらアメリカ人。
「そんで、どうして日本人はピッチをお尻に入れるの?」
そんな事を言われた。
そんな事俺言ってねえし。
言葉って難しい。
こんなことを経て、少し慣れたか度胸が付いたのか、分からなくても意思はなんとか通じる位になってくる。
そんで、電車に乗っていた時の事。
ふいに携帯がなって、とりあえず出てみた。
俺の携帯に掛けてくるのは当時は彼女だけだったので、てっきりそうだと。
そしたら、男の声で外国語。
外国にいるんだから外国語ってのもおかしいんだけど。
超焦る。
電話でドイツ語とか絶対無理だし。
それでもよーく聞くと、俺の日本人の友達から紹介された人で、良ければ会社の方に遊びにこない?という内容だと判明。
まだ、ドイツに来て一ヶ月も経たないこの時の言語能力をフルに生かして、
”分かった”、”何時行けばいい?”、”今電車だから、掛けなおす”
こんな感じに、ドイツ単語で表現。
電話を切ってほっと一息。
俺、ドイツ語で知らない人と会話できた!
もう、すごい嬉しいの。
感動の波が引いて、冷静に今の会話っぷりを思い出してみた。
相手、初めから英語で話していたことが判明。
スーゲー凹んだ。
俺には外国語なんて無謀な話だったんだ、、と、そんな感じ。
結果通じたんだからいいんだけど。
そうそう。
大晦日格闘技から騒ぎになってる秋山問題。
ヌル秋山とか言われてるようで。
ヌルって、ドイツ語で”0”ゼロのことなんですな。
ちなみに”7”はジーベン。
そーすっと、映画の007は”ぬるぬるジーベン”になるわけで。
ショーンコネリーもテレビで”ぬるぬるジーベン!”って言ってたと聞いた。
なんか、中学生が考えたアダルトビデオのタイトルみたいで、凄くいい。
これを聞いてドイツ語が好きになった。
Recent Comments