高炉のモニュメント作りだ。
まいど。
暖かいねぇ。
春が来たねぇ。
花粉も。
前回書いたとおりに、山梨から千葉は蘇我って所に滞在しているこの一年。
来た時の印象は”暖かい”だった。
アトリエが元倉庫って事もあるんだけど、夏はびっくりの昼間46度の記録を叩きだし。
冬は山梨よりも気温は全然高いんだけど、海風というか風が強く冷たい。
山梨の芯からくる寒さとは違って、肌を刺すというか。
色々なところに住めるって、面白い。
千葉から山梨へ高速で移動するときも、山を越えて地形が変わるから気候も変わるんだねぇ、、と。
感慨深い。
で、千葉の春。
もう少し前のことだけど、例の春一番。
物凄い砂嵐。
広大な土地が広がってるはずなのに、なにも見えない。
アジトの中も黄色く霞んできたので、一時退散するも、一夜明けたら砂まみれ。
そんな千葉から、最近の週末は山梨作業。
今度は雪景色。
9ミリの鉄板を焼くのだ。
山梨は寒いから丁度いいのだ。
こんな感じに真っ赤にして、テクスチャをつける作業。
繰り返す事、1.2トン分。
一人でやるには、ちょっと多い感じ。
デカイのやら。
叩いて丸めたりとか。
最近は3.2とか薄いもんばっか使ってたから、9ミリはなかなか重い。
なんで焼くかってーと、普通の鉄板はツルっと綺麗で、ちょっと面白くないと。
ついでに、焼くと分厚い酸化皮膜もできて錆びにくくなる。
製鉄所を見学すると、如何に鉄板の表面を綺麗に!という事にがんばっているのに、わざわざ荒らす作業。
ちょっと申し訳ない感じ。
でもやっぱし、焼いた方がかっちょいい。
んで、荒らす為にはちょっと表面が溶け出すくらいに焼く必要がある。
真ん中あたり、明るすぎて写らなかったけど、鉄が黄色く溶け出して水溜りになっている。
この鉄の湯をどかしておかないと、歪み修正面倒なので、ちょっと排除。
要は溶けた鉄を床に捨てるだけなんだけど。
熱い。
顔にお面をかぶっているのは、火花が危ないから、、というよりは、顔が熱いから、という理由が大きい。
写真で見るとかめはめ波出してるみたいだねぇ、、
写真も綺麗だけど、やってる時は本当に綺麗。
写真は派手に写るけど、実際に溶けた鉄の量は、多分、20ccとかそんな量のはず。
写真は残像も写るから超派手に見える。
ここいら辺り、鉄はダイナミックに見えてお得な感じ。
ばら撒かないで、上手く溶けた鉄集めてみた。
石ころみたいだけど、意外に重い。
と、こんな山梨の週末。
平日千葉で、週末山梨なんて、いい生活。
とはいえ、1.2トン分は少々大変。
当分鉄板見たくない気分。
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