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December 14, 2008

ニュート・リノ。

まいど。

ニュートリノ続き。

そんなこんなでレクチャー終了。
既に話で満足してる感もありつつ、見学開始。

CIMG6632

このトレーラーに乗ってるものを時速数キロでゆっくりと現場に運ぶ。
見学のお誘いメールでは”長さ3m、幅3m、高さ5m、重量73トン ニュートリノビーム砲の砲身の一番最後の部分”とある。

canon

このバラバラ陽子からニュートリノだけを通過させるフィルターらしい。
ものはグラファイトの塊、炭素だから鉛筆の芯みたいなもんで固くて割れやすいからゆ~~~~くり運ぶとの事。
運ぶのもドイツ製の特殊車両って話で、なかなかカッコいい。

cargo

前のコクピットが上下に動いたりする。
ちょっとヘビっぽい。

グラファイトのフィルターは水冷で、水冷管のついた放熱板に挟まれてる構造。
しかし、地球もあっさりすり抜けちゃうニュートリノの為にこんなデカイ規模。
なんか頭混乱。

CIMG6626

見学の皆様。
真ん中の人が、数分前に大感動の話をしてくれた先生。

IMGP2210

当日は天気も良くて、まったり進行。

そんで着いた先がこんなところ。

CIMG6640

なんじゃこりゃ。
スーーーゲーーの。
国内すべての大型ゼネコンが参加しているというこの工事。
ハンパじゃねぇ。

18m

この穴の中、18メートル下に設置。

と、ここまでで、午前中の部が終了。

面白い話に新しい知識、小さなものに大きな施設。
見るもの聞くものすべてが”なんじゃこりゃぁ!?”の連続で、早くも疲労感たっぷり。

そしてなんと。
午後には、加速機からニュートリノ砲の中まで歩かせてくれる??との事。
ちょっとどうにかなっちゃいそうな自分が居た。

つづく。

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December 11, 2008

NEWトリノ。

まいど。

随分前から言っていた、今流行りのニュートリノ。
別段、自分が絡んでるわけではなくて”見学させてもらった!!”という話なんだけど。

加速器見れるから来ない?ってお誘いを頂き、あまりよく分らないままに参加。
正直なところ、量子力学のシュレディンガーの猫とか面白いな~と思ってた程度なので、ニュートリノがなんだかさっぱり分らない状態での参加。
一応、図書館で本を借りて読んではみたけど、”結局ニュートリノってなんなの?”と疑問が深まるばかり。

とりあえずは、すーーげーー機械が見れるという事だけでも大収穫間違い無しだし、、
そんな感じで一路、つくば経由の東海村へ。

box

とりあえず、本日のメインイベントはこんなでっかいヤツを施設内運搬の後、地下18メートルの穴の底に設置するという、訳の分らないイベント。

話はちょっと戻って、当日のレクチャー編。

IMGP2087

潜入したのはJ-PRACなる施設。
もういきなり研究所チックな感じにドキドキ。
ここでとりあえず、本日の見学内容とここでなにやってるかのレクチャーを受けることに。
見学は予備知識があった方が二倍三倍楽しいのだ。

今回の見学をセッティングしてくださった先生というのが、噂には若き物理学者にして金髪ロンゲのユニークな方だと伺っていた。
とにかく、この先生の話が目茶面白かった。
正直、機械見れなくてもこの話だけで大満足だ、、と心底思った。

色々と間違ってるかも知れないけど、こんな話だった。

Jparc

まず、施設全体はこんな感じで超デカイ。
左のリニアックってところから陽子を発射。
真ん中の三角のところで、加速。
そしたら、右の1600メートルの円の中でもっと加速。

んで、陽子をすーーげー加速してドーンとニュートリノを300キロ先のカミオカンデなる施設に発射。
そんな話の模様。

スゲェ!!のは分るんだけど、そもそもニュートリノってなんなん?それでなにするん?って所がやっぱり分らない。

そもそも、ニュートリノってのはNEWトリノじゃなくて、ニュート・リノらしい。
で、凄く小さくで反応しない粒子なもんだから、地球にもガンガン降り注いでいてもあっさりと通り抜けちゃう。
自分の体もガンガン通り抜けちゃう。
でも誰も実感しないし気付かない。

んで、このニュートリノがある程度の距離を移動する間に性質のちょっと違うニュートリノに変化するのではないか、つーかそうらしい、という事が分ってきたと。
そこで、東海村のこの施設からニュートリノ砲発射、カミオカンデにて変化が起こったかを観測するというのが主旨。

300キロ先の施設に命中させるて。
ゴルゴ13のレベルじゃねぇぞ、、、。

流れはこんな感じ。

陽子を物凄い勢いで投げて壁にぶっける。

youshi

そーすっと 、陽子がバラバラになって、色々なものに分かれる。
その中からニュートリノだけを取り出したいので、、、

rino

ニュートリノだけを通過させる。

kamioka

そして、そのニュートリノは真っ直ぐ、300キロ先のカミオカンデへ。
実のところ、ニュートリノ砲は陽子をバラバラにする工程で放射線とかバンバン出しまくりなので、コンクリートに包んで地下に埋めるような構造になっている。
でも、ニュートリノは前述したとおりに、地球だろうがなんだろうが真っ直ぐカミオカンデに向かっていく。

なんちゅうスケール。

こういう実験は他国でもやっていて、競争してる模様。
ここで先生曰く。
”物理学には二番手以下には価値はない。との事。
学者とか、学問ってよりも、アスリートの考え方だよねぇ。
こういう形で勝負してる人にはホントしびれる。

そんで、このJ-PARC、他の国との比較でいうと、施設の大きさとかはアメリカとかに劣るとの事。
要は、パワーに劣るらしい。
しかしながら、この実験。
一発打って、それを確実に観測、という物ではなくて、物凄い数のニュートリノを射出して偶然に近い形で数個捉える(観測する)という物でとにかく確率を上げるのが成功の近道らしい。

そこで、このJ-PARCの特徴としては、連射性能が無茶苦茶らしく。
能力=パワー×連射性能とすれば、このJPARCの能力は世界一との事。
そして、観測する側のカミオカンデも間違いなく世界一の施設。
とにかく、この実験の主旨としては合わせ技でぶっちぎりの性能らしい。

すげぇ、超かっこいい。
日本のもの作り、ここに極まれり。
もう滅茶苦茶応援する。
超がんばって!!!!!

この説明。
自分ではうまく書ける自信ないので、かなりざっくりとしか書いていないけれど、本当に隅から隅まで面白い話だった。
なによりもビックリしたのは、形の無い難しい話をこうも分りやすく、そして面白く伝えることが出来る先生が居たこと。
本当に頭のいい人ってこういう人なんだ、、、と、思い知らされた。

そんな先生が、この実験や物理学についてこう締めくくった。

”それで、ニュートリノのことが分ったとして、なにの役に立つんですか?”
かならず、こういう質問が出るとの事。

答えは”私にも、何に使えるのかさっぱり分らない”
それまでのユーモラスな語り口もあって、自分を含め皆爆笑。

”でもね”

凄いお金と施設を使って、その昔に電子を発見した人がいた。
その人も同じく、電子がなにに使えるか?同じく分らなかったそうだ。
だけど、今、我々が使っている、携帯やパソコンが電子の発見無しには成り立つわけが無い。

自分は東急ハンズが大好きで、例えば誰かにプレゼントをしようとして行く。
なにを買うか決めていかなくても、下から上まで色々なものを見ているうちに”これとこれを組み合わせたらいいプレゼントになるな” と思いつく。

携帯とかも同じで、携帯を作ろうと部品をすべて開発していたら時間が掛かって出来るわけが無い。
そうではなくて、現在ある、色々な技術を組み合わせたものが、携帯になる。
色々な用途、むしろ開発者が思いもつかなかった形で使われている部品も多いと思う。

私たち基礎物理学者は、ハンズのように色々なものを探しに来る人に提供する物を見つける事、このようなことが仕事だと思っています。

人の話で珍しく大感動。

自分は鉄をいじってるわけなんだけど、例えば30年前の人と比べたら道具も技術も相当進んでる。
多分、同じものをヨーイドンで作っても、より早く、より綺麗に作れると思う。
それも同じことで、現在はよりいいモーターが入った道具があったり、先人が見つけた技法があるからだったり。
そんな文化があって、その恩恵で今の自分があるわけで。
そしてできれば、自分もなにかを見つけて文化に参加できるといいな、、、と思っている。

この人達は、まさにそういう事をしてるんだ、、と思ったら、なんか、心の中で涙ボロボロ。
面白いこととか、便利なこととか。
なんかが生まれる傍にはがんばってる人がいるんだねぇ。

つづく。

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December 10, 2008

ネット来た。

まいど。

数日前にやっと我が家にネットが来た。
ネット最高。

早速、送付待ちしてもらってたムエタイ看護婦を送ってもらった。

SANY0127

女性フィギュア初購入。

なんだろ、箱を開けた時のキャスト臭にこのドキドキ感。
中学生位の時に渋谷の海洋堂に行って、スゲーカッコイイけど、高くて買えねぇよ、、、と眺めてた感じというか。
プラモデルとはまた違った思いが、ムラムラっと。
本来ガレージキットってこういうもんす。
商売っ気そっちのけのレジンの塊ってのが本物のガレキっす。

ついでに、建築グッズを色々検索。
そして買った。

CIMG6855

多分、国内最強の釘打機。
でかすぎて、正直重い。
そして超かっこいい。

値引きされても大体9万位するので、さすがに買えねぇ、、と思っていた矢先。
ヤフオク覗いたら6万スタートですがな。
結局6.5で落札。
タイミング的には痛い出費だけれども、これで二人力。
90ミリまでの釘が打てちゃうハイパワーなので、2×4には大きな味方なのだ。
俺も意外と道具と形から入る人なのだ。

あと、先日にスパイラルで行った、八谷さんとのトーク絡み。
実のところ、以前にこっそりとメタルギアの小島監督とのネットラジオにてお喋りデビューはしていたのだけれども、人前で喋るのは実質初。

意外と平気なのか、ビビリまくるのか、自分でも未知数な所。
多分、本番には強い男であろうと自分を信じて一路スパイラルへ。

話を聞くに、こんな感じだった。

spiral

ほほう。
イスじゃないのか。
地べたに特製クッション。

スパイラルといえば、自分にとっても結構思い出の場所
なんでも八谷さんも初期の頃にここで個展をやっていて、思い出深いらしい。

そういえば、、、と思い起こせば、八谷さんは95’で13年前、自分は96’で12年前。
時間が経つのは早いねぇ、、と、ちょっと唖然。
もう12年も前の事なのか、、、

そんな感じで、イベント開始。

出番待ちで袖から覗く。

081205_2023~0001

お客さん沢山いるがな、、、、
奥は端っこまでぎっしりっぽい。
さすが八谷さん、すげぇ人気だ。

と。
こんな光景を見ると、いきなり緊張してきた。
よく考えたら、カラオケ嫌いなのでマイクとかも持ちなれてないし。
客席無茶苦茶近いし、スゲェ勢いで手とか震えたらどうしようとか、声がひっくり返ったらどうしようとか、、、

結果は、そこまで緊張せずに楽しくやれた気がする。

ore

会場の構成上、大多数のお客さんに背を向ける形でしか座れなかったのが、緊張しなかった要因かなと思いつつも、お客さんにちょっと申し訳なく。
プロジェクション、俺が邪魔で見えなかったんじゃないかな、、と反省しきり。
実際にはちゃんと喋れてたのかいな、、?とも自問自答。
また機会があれば、もうちょっと色々がんばりますです。

その後は軽く打ち上げ。
思い起こせば、十数年前。

おっかけてた女の子がポストペットをやってるというので、速攻買いに行った思い出が。
そのポスペを作った人が横にいて、こんな話を本人にする日がくるとは。
いやはや、人生は楽しいねぇ。

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December 03, 2008

引越し月間&告知

まいど。

先月は千葉から山梨への引越し月間。
山梨つーか、アトリエのあるところは賃貸がひじょーに少ない&あっても意外に安くない。
都内に比べれば、駐車場無料だったり、部屋が広かったりするけど、、やっぱ高い。

アトリエには空きスペースはあるし、賃貸で毎月の支出を考えたら小さい家でも建てたほうが安いし楽しいなと。
そんな感じで始まった11月の引越し月間。

いきなりのドタバタがあって、やっとこ今になって仮住まいに引越し終了。
そんなこんなで、結局ここ二週間位はまともにネットに繋げず。
あと二日したらやっとネットに繋がる模様。
情報鎖国はツライっす。

そんなこんなで、春位までは大工&電気工事士として暮らす予定。

さてさて。
コメント沢山頂き、嬉しい限り。
ざっくりコメント返し。

鉄人&ボトムズ&フィアット。

鉄人は予定全高の半分にも満たないところで止まってるので、結構でかい。
胴体にボトムズがすっぽり入る計算だったので、巨大ロボマトリョーシカやろうと思ってたのに残念無念。
中にジャグジーで露天風呂もいいねぇ。

ニュートリノ。

カミオカンデ絡みで正解。
ちょっとまっててね、自宅にネット繋がったら書くから。

ムエタイ看護婦。

購入したんだけど、送付先が決まってなかったからまだ手元に無いの。
道具とか段ボールに入ったままだから、当分手はつかられないかも。

ついでに告知。

なぜか勝手に日曜日と勘違いしていたんだけど、今週の金曜日に青山スパイラルでの八谷さんの展覧会にトークイベントゲスト参加させてもらうことに。

詳細コチラ

30分位喋ればいいんだろうかと思いきや、驚愕の2時間。
残念ながら有料イベントの模様なんだけど、お近くへ御用の際はぜひぜひ。

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