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October 10, 2009

カストロール1号 ちょっとまとめ。

まいど。

そもそも、うちにはテレビないし、めんどくさいな、、、という流れで敬遠してたんだけど、サッカー番組らしいので、まぁいいか、、と。
インタビューとかは無しの条件で。
そんなこんなで、本日深夜12:30からのサッカーの番組に出るみたいっす。

準備が間に合うかヤバかったので、ギリギリの昨日収録。
まぁ、面白かったっす。

ちょうどいい機会だし、カストロール1号関連よく分らないと、知り合い関係大評判なので、流れをまとめてみようかと。

そもそも。
いきなり電話かかってきて、300キロとかでボール蹴るマシン作れる?と、そんな話で。

今回はちょっと長いよ。

CIMG0195

まずは、こんな模型を作ってみた。

firstmodel1

まずは、フライホイールをガンガンまわす。
いいところで、フライホイールと足を瞬間的にクラッチさせると、足が高速で動いて、蹴る、、と。

問題としては。

firstmodel2 

失敗すると、俺が危ない。

うまく、クラッチが切れるか、ダンパーで止まるか、そもそもボールは飛ぶのか。
とりあえずは、ジタバタしてみないと始まらないので、解体屋行ってクラッチ部品を物色。

瞬間的にクラッチさせるとなると、強力なヤツがいい。

でも、デカいとクラッチを作動させるのに、力が要る。

小さい力で動かすには、時間がかかる。

色々キビシイ。
持ってる知識で答えが出ない時は、誰かと話す。
これ鉄則。

そんなこんなで、お世話になってる、近くの車に詳しい知り合いの知恵を借りてみた。
二十歳位からの知り合いだから、もう15年以上。

余談だけど、株式会社かいしゃ、っていう会社を経営してる。
電話に出るとき、”かいしゃです~”で済むので簡単な反面、通じないと”かいしゃです”、”なんていう会社です?”、”かいしゃです”と延々と続くらしい。
便利と不便は表裏一体な。

簡単にプランを説明。
問題点は、俺と同じ考え。
なんか、まったく別のいい方法ないかねぇ、、、と、二人でしばし沈黙。

”あ!!光吾郎、デフだ!”
デフ?デフレンシャルギア?
すぐには理解できずに、しばし検討。

なるほど。
プランはこうだ。

デフってのは、トラックとかのタイヤとタイヤの間についてる部品で、カーブの時に、左右のタイヤの回転を調整してくれる。
直進時は50:50、カーブ時には30:70とか比率を変えることでカーブを無理なく行う。

jim

そんな大変便利な部品なんだけど、弱点があって、、、
たとえば、雪道とかで片輪がすべって空転してしまうと、反対側のタイヤにまったく力が行かなくなる、0:100という感じで。
この構造上の弱点を利用する。(最近の車には、これを解消する機構がついてる)

話を聞いて少しの間理解できなかったんだけど、、、
自分も、”あ!!”という感じ。

この人、この発想、、
超天才。

その後も色々と考えて、こんな感じになった。

① まず、ブレーキBを利かせる。(以下、効かせる=ON)
フライホイールを回転させると、ブレーキBがONなので、開放(=OFF)されているブレーキAが回転する。

A

② フライホイールに十分な回転エネルギーが溜まったら、瞬間的に、ブレーキBをOFF、ブレーキAをONにする。
すると、ブレーキAに流れていた回転が、瞬時にOFFにされたブレーキBに流れる。
ブレーキB側に接続された足が高速回転=蹴る。

B

③ ボールを蹴った瞬間に、蹴り足側、ブレーキBをON。
同時にブレーキAをOFF。

C

そうすると、蹴り足を動かすエネルギーを瞬時にカットしつつ、、、
回転し続けるフライホイールを止める事なく、エネルギーをブレーキAを空転させるという形で逃がすことができる。
フライホールは、自然に止まるのをまってもいいし、緊急停止は、A,BブレーキをONにすればいい。

フライホイールの大きな力を力で止める必要がないので、操作にそれほど大きな力が必要ない。
大きなエネルギーを作って、瞬間的に止める、という発想ではなく、、、
大きなエネルギーの流れをスイッチさせる、という発想。
完璧すぎる。
そして、車の部品をそのまま使えるので、耐久性はこれ以上のものはないし、スペアのパーツも特注を考えたら桁違いに安い。
完璧すぎる。

気がつけば、こんな簡単なアイディア。

でも、自分の知識と発想からは、時間をかけても出なかったような気がする。
いつも、車と向き合って、構造も理解している人だからこそのアイディア。
多分、車の構造とか、もっと詳しい人は世の中に居ると思う。
だけど、持ってる知識を、柔軟に他の事に使えるというのは、凄い才能。

凄い!と思う反面、自分から出た発想で無い事に、正直ちょっと嫉妬。
完敗だ。
しかし、このアイディアで必要だった研究期間が一瞬で無くなった。
その時間を使って、当初よりもスゲーの作ろうと心に誓う。
俺もがんばりゃ、このアイディアに負けないスゲー事は多分出来るぜ。

そんな感じで、デフを基本にしたデザインに変更。
カストロール1号として始まった。

SANY0122

模型をチマチマ。

SANY0032

発想がまとまれば、後は作るだけ。
試しにデフをエンジンでまわしてみる。
試作機1号。

いきなりの大成功。
最初のプランだったら、試し蹴りまで何ヶ月かかるか、、という所。
発想に勝るもの無しだねぇ。

SANY0059

そして、速攻エンジンに換装。

SANY0094

モーターと違って、配線とか超めんどくさい。
ガソリンも使うから、溶接とか怖いし。

でも、まぁ。
成果はあった。

↑ エンジンでの試射。

↓モーターでの試射。

威力に差あり。

そんで、ボールの様子。

つづく。


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