カストロール1号 ちょっとまとめ。
まいど。
そもそも、うちにはテレビないし、めんどくさいな、、、という流れで敬遠してたんだけど、サッカー番組らしいので、まぁいいか、、と。
インタビューとかは無しの条件で。
そんなこんなで、本日深夜12:30からのサッカーの番組に出るみたいっす。
準備が間に合うかヤバかったので、ギリギリの昨日収録。
まぁ、面白かったっす。
ちょうどいい機会だし、カストロール1号関連よく分らないと、知り合い関係大評判なので、流れをまとめてみようかと。
そもそも。
いきなり電話かかってきて、300キロとかでボール蹴るマシン作れる?と、そんな話で。
今回はちょっと長いよ。
まずは、こんな模型を作ってみた。
まずは、フライホイールをガンガンまわす。
いいところで、フライホイールと足を瞬間的にクラッチさせると、足が高速で動いて、蹴る、、と。
問題としては。
うまく、クラッチが切れるか、ダンパーで止まるか、そもそもボールは飛ぶのか。
とりあえずは、ジタバタしてみないと始まらないので、解体屋行ってクラッチ部品を物色。
瞬間的にクラッチさせるとなると、強力なヤツがいい。
↓
でも、デカいとクラッチを作動させるのに、力が要る。
↓
小さい力で動かすには、時間がかかる。
色々キビシイ。
持ってる知識で答えが出ない時は、誰かと話す。
これ鉄則。
そんなこんなで、お世話になってる、近くの車に詳しい知り合いの知恵を借りてみた。
二十歳位からの知り合いだから、もう15年以上。
余談だけど、株式会社かいしゃ、っていう会社を経営してる。
電話に出るとき、”かいしゃです~”で済むので簡単な反面、通じないと”かいしゃです”、”なんていう会社です?”、”かいしゃです”と延々と続くらしい。
便利と不便は表裏一体な。
簡単にプランを説明。
問題点は、俺と同じ考え。
なんか、まったく別のいい方法ないかねぇ、、、と、二人でしばし沈黙。
”あ!!光吾郎、デフだ!”
デフ?デフレンシャルギア?
すぐには理解できずに、しばし検討。
なるほど。
プランはこうだ。
デフってのは、トラックとかのタイヤとタイヤの間についてる部品で、カーブの時に、左右のタイヤの回転を調整してくれる。
直進時は50:50、カーブ時には30:70とか比率を変えることでカーブを無理なく行う。
そんな大変便利な部品なんだけど、弱点があって、、、
たとえば、雪道とかで片輪がすべって空転してしまうと、反対側のタイヤにまったく力が行かなくなる、0:100という感じで。
この構造上の弱点を利用する。(最近の車には、これを解消する機構がついてる)
話を聞いて少しの間理解できなかったんだけど、、、
自分も、”あ!!”という感じ。
この人、この発想、、
超天才。
その後も色々と考えて、こんな感じになった。
① まず、ブレーキBを利かせる。(以下、効かせる=ON)
フライホイールを回転させると、ブレーキBがONなので、開放(=OFF)されているブレーキAが回転する。
② フライホイールに十分な回転エネルギーが溜まったら、瞬間的に、ブレーキBをOFF、ブレーキAをONにする。
すると、ブレーキAに流れていた回転が、瞬時にOFFにされたブレーキBに流れる。
ブレーキB側に接続された足が高速回転=蹴る。
③ ボールを蹴った瞬間に、蹴り足側、ブレーキBをON。
同時にブレーキAをOFF。
そうすると、蹴り足を動かすエネルギーを瞬時にカットしつつ、、、
回転し続けるフライホイールを止める事なく、エネルギーをブレーキAを空転させるという形で逃がすことができる。
フライホールは、自然に止まるのをまってもいいし、緊急停止は、A,BブレーキをONにすればいい。
フライホイールの大きな力を力で止める必要がないので、操作にそれほど大きな力が必要ない。
大きなエネルギーを作って、瞬間的に止める、という発想ではなく、、、
大きなエネルギーの流れをスイッチさせる、という発想。
完璧すぎる。
そして、車の部品をそのまま使えるので、耐久性はこれ以上のものはないし、スペアのパーツも特注を考えたら桁違いに安い。
完璧すぎる。
気がつけば、こんな簡単なアイディア。
でも、自分の知識と発想からは、時間をかけても出なかったような気がする。
いつも、車と向き合って、構造も理解している人だからこそのアイディア。
多分、車の構造とか、もっと詳しい人は世の中に居ると思う。
だけど、持ってる知識を、柔軟に他の事に使えるというのは、凄い才能。
凄い!と思う反面、自分から出た発想で無い事に、正直ちょっと嫉妬。
完敗だ。
しかし、このアイディアで必要だった研究期間が一瞬で無くなった。
その時間を使って、当初よりもスゲーの作ろうと心に誓う。
俺もがんばりゃ、このアイディアに負けないスゲー事は多分出来るぜ。
そんな感じで、デフを基本にしたデザインに変更。
カストロール1号として始まった。
模型をチマチマ。
発想がまとまれば、後は作るだけ。
試しにデフをエンジンでまわしてみる。
試作機1号。
いきなりの大成功。
最初のプランだったら、試し蹴りまで何ヶ月かかるか、、という所。
発想に勝るもの無しだねぇ。
そして、速攻エンジンに換装。
モーターと違って、配線とか超めんどくさい。
ガソリンも使うから、溶接とか怖いし。
でも、まぁ。
成果はあった。
↑ エンジンでの試射。
↓モーターでの試射。
威力に差あり。
そんで、ボールの様子。
つづく。
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Comments
長文お疲れ様です。TVは見させていただきますw
ボール破裂しないか心配ですw
まぁ・・ただのパイプに蹴らせてる(っていうかぶつけてる?)からあーなっちゃうんでしょうけどね。
今後に期待です。頑張ってください。おカラダには気をつけて。
Posted by: yuki | October 10, 2009 at 06:19 PM
まいど。ひさしぶり。
また面白いことやっとるね。読んでるよ。
真ん中あたりの原理の話、ぜんぜんわかんない。
高校時代、赤点とりそうだから、ということで
放課後、物理の勉強いっしょにした奴とは思えん。
(笑) というより俺がメカ音痴なんだけど。
最後まで怪我ないように頑張って。
Posted by: yhiro | October 10, 2009 at 07:17 PM
その彼の柔軟性にもびっくりですが、
ボールの柔軟性にかなりびっくりです。
あそこまでぶん殴られてもボールとして飛んでくんですね。ひゃー。
Posted by: PhotoPierre | October 10, 2009 at 07:23 PM
12時30分のスパサカ見ました。kogoroさんの
インタビューがあると思って必死に見ていたら
カストロール1号の横で操縦するkogoroさんの
遠景だけ。ちょっと残念。次はインタビューの
場面期待しています。
Posted by: megu | October 11, 2009 at 08:31 PM
蹴り上げる際にボールが潰れるのは仕方がないのでは?
蹴弾を300km/hにする際の衝撃力は結構なものだと思う、ただでさえプロの選手が蹴る際にも潰れるもんなんだから仕方ないよ。
潰れる量を減らすために内圧増やしても破裂の危険性は増えるばかりだからどうしようもないね。
スポサカ見逃した…、次があるなら絶対見たい。
Posted by: snap | October 11, 2009 at 11:38 PM
テレビのナレーションでは「目標は270km/hだ」と言う事になっていましたよ(^^;
段々と、会長さんの希望が目標値にすり替わって、ハードルが高くなっていますねぇ(笑)
まぁ、良くある事ですが。
それでも初期の目標300km/hよりは低い?
Posted by: Maikee | October 12, 2009 at 10:07 AM
毎度楽しく見させてもらってますw
気になった事が有るので書き込みさせて頂きます。
ジムニーのマスターバック二つは今の仕様では、負圧が足りないように思います。
回転を上げる事が前提なので、ディーゼル用のダイナモを使って負圧を強制的に作った方が良いと思いますよ。
Posted by: NARU | October 13, 2009 at 06:30 PM
動画見ました。
スコーンと飛んでますね(^^
皆さんの歓声で、やったぞと言う空気が伝わってきます。
蹴り脚はパイプみたいに丸でなく、ある程度平面にした方がコントロールは良くなるのでは?と思いますが。
まぁ、そんな事は百も承知でしょうけど。
あとはカーブを描いて、ゴール隅のゴールネットに突き刺さる映像が見たいですね(笑)
Posted by: Maikee | October 14, 2009 at 03:31 PM
いつもromってた者です。
鉄パイプで蹴っ飛ばすとボールがつぶれるんなら、下記リンク先のやわらか金属バット使われては如何ですか?
(プロジェクトの現時点での進み具合がわからないので、すでに解決済みかもしれないですが)
http://www.mizunoballpark.com/beyond_max/technology/index.html
Posted by: nex | October 16, 2009 at 10:19 PM
また、いい加減な事を書くと、突っ込まれそうなのですが、軸より前だとボールは浮き上がります。軸の下に近い位置だとそれほどは浮かないと思います。
ボールの置く位置も重要だと思います。
Posted by: a | October 18, 2009 at 01:32 AM