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November 28, 2013

クラタス脱出ゲーム記 その二

まいど。   

前回の動画、知人関連にもなかなかに受けがよく。   
やっぱ動いたり、光ったりするものは作るのも見るのも楽しいな~と実感。   
ひょんなことで、キャノンを作る際に散々読み込んで参考にしたブログの方とも知り合いになれたという、嬉しいハプニングも。   
ホント、ネットがある世の中に生きれてよかった。   

さてさて、前回の続き。   

とりあえずキャノンでなんか撃つ、というのはほぼクリア。   
ここのところは、経験が積まれてきたのか勘が良くなったのか、最初にトライしたことが割りと思い通りの効果に繋がる。   
期限がある仕事でこの流れは、安全を考えても凄くありがたい。   

お次は、イベントで演出どうすっかな、、という感じで、おおよそのモーションを組んだりして、主催のスクラップの面々をアトリエに招くことに。   



0とりあえず立ち上がるとこんな感じ~



上半身はこんな感じすかね~と、見せてみたり。   

実のところ、ワンフェスでのお披露目時には、「巨大ロボはゆっくり動いたほうが迫力あんだろ」と思っていて、ゆっくり目のスピードセッティングで動かしてみた(そもそも最初だったから早くするの怖かったし)
その後の色々な人に感想や評判を見て、やっぱもっと早くしたいな、、と。   

そんなこんなで、ワンフェス直後に油圧バルブを総とっかえ、加えて配線の引き直しで整備性をあげてみたり、、。
そしてその辺りから我が家における家計に対してのロボット費が右肩あがりに進み、一時は完全に家計の予算編成が北朝鮮の民と軍事予算のバランスと酷似するにいたり、奥さんが暴動を起こさないか肝を冷やしての毎日。   

とある日、奥さんの弟さんが、「映画”風立ちぬ”のチケットをプレゼントしたかったんだけど、買う暇なかったから、お金でゴメン」とチケット代を頂いたんだが、”病気の妻をほったらかして、戦闘機を作る感情の薄い主人公の話”という噂を聞き、ほぼ現状の自分と同じだと判断。   

これを家族で見に行った日には、針のむしろでしかないな、、と、心の中で”弟さんマジすまん”と言いつつ、独断でパシフィックリム鑑賞に変更。
意外に嫁子も楽しめたようで、つい「オレももっとデカイロボつくりたいな、、」と口走った。
その瞬間、間髪入れずに「止めて」と言った奥さんのスピード感は、現状をすべて物語っていた気がする。   

いや、なんでイベントの記事で愚痴ってんだ、落ち着けオレ。   

話を戻すと、バルブ入れ替えたり、内部的には相当に進化をさせたワンフェス後、未来館での再お披露目がちょっとした事件でできなくなり、、、   
ついでにこの辺り、取材対応等でも相当にハードで、じっくりと調整する時間をつくろう、、、、と、今年の初めから取材はほとんど断りつつ、地味ではあるけど、大切な作業をじっくりやろうと決意。   

そして今に至る感じ。   

この時期をしっかりこなしたからこそ、今回の三千人の前で、初めてのお客さんを乗せて安全に演技を行う、というかなりハードルの高いチャレンジをすることができたと思う。   
そしていよいよメッセ侵攻当日。
   
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はやくもクラタスステージが組まれている。   
思った以上に1,6メートルは高く感じるな、、。
   
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通常は、下半身はローダーから自走で降りるのだけれど、今回はステージにあげなきゃいけない。   
トラックのクレーンでは下半身の吊り下げは無理なので、ビル工事で使うようなクレーン車を投入。
   
試しに、立ち上げてみたり、前後に移動してみたりしてみるも、、、   
抜け止に引いてもらった薄鉄板の下の木製の台からミキミキ音が。   
そういえば、カストロール1号の時も、絶対大丈夫って言われた坂道をぶち抜いたな、、、と嫌な思い出がよぎる。

つづく、、


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