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December 02, 2013

クラタス脱出ゲーム記 その三

まいど。   


前回からの続き。    
そんなこんなで、クラタスステージ状で組みあがり。    

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今回は、キレイなクラタスという設定では無いので、エイジングはより深め。    
なかなか渋い。    
が。    

動くたびに、ステージがそこそこ揺れる。    
お客さんを搭乗させる以上、万全を期したいと、ステージの補強を担当さんに直訴。    
アトリエで動きも見てもらい、計算もして頂いているが、走行や立ち上がりの際の重心移動で、予想以上の重量がかかる事もある。    
担当さんにしてみれば、予算的にも嬉しい事じゃない。    
しかし、ステージ下には補強、薄鉄板の上には、さらに厚手のベニアを敷いてくれた。    

そして、いよいよ本番当日。    
謎解きのはじまり。    
幕張メッセ、9,10,11の3ホールぶち抜き、施工はクラタスの乗るステージとPAブースにプロジェクション一式。    
基本それだけ。    
あまりに広い空間に、これで成立するのだろうか、、、と思ってもいたが、、、    

3000
   
三千人ってこんなに多いのか!!と思うほどに、会場を人がうめつくす。    
二日間で6公演、これだけの人が集まるとは、ハンパないなリアル脱出ゲーム、、、。    
と、そんな会場の雰囲気をちらりと覗いたあとは、我々クラタスチームはエンディングまでしばし待機&機体の最終チェックへ。    
ハカセも抜かりなし。    

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ステージ、幕が開きクラタス発信、、    
それなりに緊張の一瞬。    

 
走行動画ダイジェスト

さすがに走行スピードはこれ以上の設定には出来ず。   
演出的には少なくとも倍位にはしたかった。   
とはいえ、公演期間中、バックヤードでお客さんをクラタスに登場させたその時、結構な大きさの地震が来たり、、。   
(そういえば、バンダイの時にも、神戸のボトムズ展示、思い起こせばほとんどの展示中に地震が来てる気がする、、。)   
そんな中で、ここは安全第一、そして動き中、オレは床を見ながら、少しでも変調があったら、全てを停止させるという、大役もある。   

メッセの床だったら、最高速テストしてみたんだけど残念、、。。   
そして一気に上る歓声、す、、スゲー盛り上がりだな、、、。   
ゲームの特性上、ネタバレになると色々問題なので、以下画像中心にダイジェスト、、。   

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クラタス登場。
照明ヤバイ。
   
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立ち上がって、、、
   
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エネルギー溜めまくり、、。

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発射準備完了!    

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例のなんかを発射!!!    
   
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ミッション終了!    
一番の脱出成功者、皆様楽しみ方を分かってくれているというか、むしろ我々以上に盛り上げてくれる、大感謝!    

クラタス稼働中のコクピット内をプロジェクターで移せば、またも大盛り上がり!!    
いやはやすごかった。    

当初は、ステージとクラタス、PAブースとプロジェクションタワーのシンプルな構成、あとはただただ、広いメッセの空間。    

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初めてこの話を聞いた時にはこんなスッカスカで大丈夫か、、、と、正直思った。    
実際に、建込み終わった状態では上の画像みたく、なかなかシュールな感じ。    
それが、いざ幕が開けばこの熱気。
    
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クラタスから降りた瞬間、脱出成功者は完全にヒーロー    
三千人からの喝采。    
気持ちいいだろうな、、、これ。
    
イベント前に主催の加藤さんと対談をしたんだけども。
その場で、自分は物を作るといういわば、静かな時間を止めるような作業、それが今回のコラボでライブ感を加えられてどうなるか?と話していたんだけど、加藤氏にはこのライブの凄さを見せつけられた。    

稚拙な表現だけど、やり直しの効かない時間の中で謎を片手に観客の熱狂を作る、自分には無い才能にただ、スゲーな、、、と思うばかり。    
本当にシビれた。    
そしてやはり思う、クリエイターとして、チキショーーーって。    
もし、また機会があれば、もっとスゲーもん持ってくるかんな。    

つづく、、。

 


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